「エロい飯」はバズる

 

Twitterでいろいろ試行錯誤してわかった。

 

 

エロい飯はバズる。

 

 

うん、エロい飯はバズるよ、結局。

性欲にエロいエロくないがあるように、食欲にもエロいエロくないがある。

 

ちなみに「エロい飯 = ウマい飯」じゃないからね。

エロさとウマさはまったく別の基準だ。

 

 

 

エロいメシってなんなのか。


たとえばこの牛カツ。

生肉はエロい。赤くてツヤツヤしてる生肉は、原始的な欲を本能的に揺さぶってくる。

しっかり揚がって均一に白くなってるトンカツよりも断然エロい。

 

このツイートのポイントは、1枚目の写真で断面の赤さを見せてること。

エロい部分、フェチズムを感じる部分は断面の生部分なので、そこがしっかり見えるように写真を撮るのが重要だ。

茶色い衣は厚着したカーディガンみたいなもん。横に倒して脱がせないと。

 

 

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あとそうそう、時系列で言えば、この写真が最初なんだけど、これ1枚目に持ってきちゃだめね。

 

受け手は1枚目から順に写真を観てくから、巻頭カラーのエロいグラビアでドカーンと食欲そそらないと、ちまちま書かれた140文字読んでくれないから。

店の外観っていう「味もそっけもない情報」は4枚目で充分。

 

 

 
このリンゴ飴、めっちゃくちゃウマかった。リンゴ飴の概念が変わる。

そして、ウマいだけじゃない。エロいのよ。

水アメがすっごくテリテリして艶っぽいんだ。

 

 

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珍スポットという観点からすれば、写真3枚目のシナモンパウダーがかかったリンゴ飴のが珍しい。

でも、水アメが艶っぽい1枚目のほうがソソる。

だから、こういう写真の投稿順序になっている。エロい順だ。

 

 

 

 

同じパンケーキやフレンチトーストでも、状態によってエロさは変わる。

なにもかかっていないプレーンな状態とシロップがかかってトロトロした状態では、間違いなく後者のほうがエロい。

 

 

 


逆にエロくない飯の筆頭格は今川焼だ。

今川焼きは 「SNSがない時代の食い物」と呼んでる。

 

個人的に今川焼は大好きだ。冬場はけっこう食う。

甘くてあったかくて、いつどこで買ってもたいてい美味い。

 

でも、エロくない、まるでエロくないんだよ。

なってったって見た目が地味。茶色い球体だもん。

学生時代、母親が作ってくれる弁当はおかかご飯、からあげ、ウインナー、ミートボールなどが主力で、たいていフタを開けると茶色一色だった。

それを彷彿とさせる。おふくろの弁当に匹敵する色気のなさ。

断面を見せたところで、あんこかクリームでどっちにしても地味だ。

 

 


ほぼ同じ構成要素でも、たい焼きの方がまだエロい。

形のアレンジで色気を出すことができるからだ。マグロの形にしたり、茶目っ気を出す余地がある。

 

あんなに美味いのにね、今川焼。

「エロさ=ウマさ 」じゃないことが今川焼の存在からお分かりいただけただろう。

  

エロい飯はバズる。

マジなんでちょっと試してみてください。